双ギャラリーでは、来たる10月21日(土)17時より、トリオ・ニテティスのコンサートを行います。
日本ではなかなか聴く事のできない、ギターによるバロック音楽のコンサートです。
カスタマイズされたギターによる、独特な世界をお聴きいただけるのではないかと思います。
是非足をお運びくださいませ。
10月21日(土) 色・音・光 ー共振するフランス・バロック
演奏:トリオ・ニテテイス
17:00開演/入場料2.000円
要予約(定員になり次第、予約を終了いたします。)
<トリオ・ニテティス>
トリオ・ニテティスはシャルル=ルイ・ミオンの残した三つのオペラ作品を復活させるために25年前から活動を続けています。
音楽学者の集まりでもあるトリオ・ニテティスは、バロック・ダンサー、歌手、フルーティスト、画家などとのコラボレーションでフランス・バロック音楽を紹介し続けています。トリオの名の由来であるオペラ『ニテティス』の作曲家であるシャルル=ルイ・ミオンは、ルイ15世の子供たちの音楽教師でありながら病のために忘れられたフランス・バロックの秘宝です。トリオ・ニテティスは彼の残した3つのオペラを発掘し演奏する世界で唯一のアンサンブルです。バロック・オペラの全パートとそのエスプリの再現を目指すトリオは、平均律クラシック・ギターをカスタマイズして五度音程の濁りを最小化しています。音量があり、繊細な装飾音を可能にする弦の張力を持つクラシック・ギターの強みをそのままに、中高音部にはヨーロッパ産のエピセア材のギター、低音部はレパートリーに合わせた10弦ギターに、五度音程の安定を図った非平均律のフレットを施しています。古楽器やチェンバロでは表現不可能の独特のピュアな音色をお楽しみください。
◆竹下節子(解説と第二ギター)
フランス在住。1994年クラシック・ギターによるバロック音楽アンサンブル「トリオ・ニテティス」を創設。国際文化交流サロン「シューベルシアード」主宰。東京大学及び同大学院、パリ大学博士課程、高等研究所に学んだ比較文化研究者。宗教文化関係の著書多数。公式サイトhttp://setukotakeshita.com/
ブログhttp://spinou.exblog.jp/
◆ミレイユ・ジェラール(第一ギター)
ソロ・ギタリスト、バロック・ギターとテオルブ奏者。公立音楽院ギター教授(ギター教授フランス国家資格者)。国公立音楽院を審査員賛辞付優等で卒業。パリ大学音楽学終了。古楽器アンサンブルLa Livri ではバロック・ギター担当。
http://ensemblelalivri.simdif.com/les_membres_2.html
◆アキム・ミゥディ(バス・ギター)
ソロ・ギタリスト、チェンバロ奏者、指揮者、作曲家。パリ大学音楽学、パリ市音楽院作曲科卒業。フランス音楽アグレガシオン(大学教授資格)取得者。正五度の10弦ギター使用。古楽器アンサンブルLa Livri ではチェンバロ担当。