多田正美展 七十二候/土と空の間にであう

展示期間:  2020年11月13日〜12月13日

自宅仕事場からのライヴ・ネット配信

ライヴ配信1.
小雪第58候/11月22日(日)6:00p.m.
—虹を見かけなくなるー

ライヴ配信2.
大雪第61候/12月7日(月)6:00p.m.
—天地の気が塞がって冬となるー



多田正美は30数年に渡り、双ギャラリーで企画をしている作家です。
音と写真、映像などを使って作品を展開している作家ですが、今回はコロナ禍もありいつもと少し異なった表現をする予定でおります。
 
双ギャラリーでの最初の展覧会は「同じ樹を1年365日」毎日同じ場所、同じ時間で撮り続けた写真でした。その後、空へと関心が移り、ほぼ20年近くも空を撮り続けてきました。
その後、山の木立を取るという方向へ移って来ましたが、ある日1年を12ヶ月ではなく24節気に分けると考え、以前双ギャラリーでも展覧会を行いました。
 
作家の言葉にもあるように「おおしかのつのおつる(72候にあります)」という場に出会い、季節を72に分けるという、72侯のシリーズが始まりました。それから3年、正に季節とともにあるという生活を送ってきました。この72侯のシリーズも会期中12月7日で終わりを迎えます。
72侯のシリーズは1週間に一回くらいのペースでFacebookにvimeoで上げ続けてきました。
今回のコロナ禍で、室内でのライブは難しいという現状もあり、会期中に二度ある候の現場を、自宅から、映像とともにある音の現場を配信します。
そして3年に渡るvimeoの映像を画廊で流す予定です。
 
72侯を、映像を撮り続ける時に土の魅力に惹かれ、土だけを3年間撮り続けてきました。展示作品としては土の写真、そして72侯のvimeoの映像になります。
 
30数年前、樹を撮り続けた写真を一同に並べてみた時多田が言ったのが、土が変化して面白いと言う言葉でした。
土は多田の原点だったように思えてきます。
以下はこの展覧会に寄せた多田正美の文章です。



ちょうど4年前の冬至から、二十四節気/定点観測を撮り始めて1年目の日に、鹿の角が足元に落ちていて驚く。その日が「おおしかのつのおつる」七十二候第65候だった。その日から候に合わせた3年を一巡りした。候はそれぞれの節気の中で移り変わりを出合わす、二千年前と変わらない風景。地面の真っ平な部分にであう。光と大気と水と土と、その上の空無限宇宙との狭間。

多田正美

TADA Masami Exhibition