展示期間: 2002年5月24日~6月16日
本展覧会では、日本の現代美術の原点とも言えるもの派の作家、菅木志雄と、李禹煥に絞って展覧しました。
21世紀の現在、アートのジャンルも多様化し、拡散の一途を辿っているようです。若いアーティストや、コレクターも既にもの派の作家や作品を殆ど知らないという人たちも出てきている一方、現在のアートの世界に疑問を持つ若い人たちも確実に増えている事を実感する展覧会でした。東小金井に移転してから1年あまりが経ちますが、双ギャラリーが1985年に吉祥寺にオープンしたときのような熱気を久しぶりに感じる事が出来ました。
今回展示した作品が発表された年代は1970年代から2002年まで30年あまりの時間の経過がありました。しかし、ギャラリーの空間の中では時間を超えた融和が見られました。