展示期間: 2005年9月3日~10月2日
柴田敏雄は山や渓谷の中にある人工物、ダムや癰壁を撮り続けて20数年。自然界に美しく調和をとるコンクリートの塊は、用の美としてそこに存在します。
8×10のカメラで撮った迫力ある映像は、印画紙最大まで引き延ばされてきました。
今回の展覧会ではその大型のプリントをコラージュし、更に迫力を増した作品群の間には、密着のプリントが配置されています。
一点ごとのクオリティーを求めつつ、またインスタレーションをすることで、柴田の世界はより明確になってきたようです。
尚、本展覧会に併せ、9月3日(土)に笠原美智子氏によるトークショー「写真の21世紀」が行われました。
