展示期間: 2006年7月15日~8月6日
今回は柴田敏雄の初めての版画を主体にした展覧会になります。
今回の版画はフランスで制作されました。フランスには過去に写真を版画に起こすエリオグラヴュールという技法がありましたが、多様な技法が現われる内に次第にエリオグラヴュ-ルの工房はなくなっていきました。
ところが、エリオグラヴュールの技術を再現できる只一人の伝承者とも言われる人が、最近出てまいりました。その人との出逢いが叶い、柴田の写真を版画に起こすことが可能になりました。
写真があるのだからと言われる方もいるかもしれませんが、写真では表現しきれない絵画的なイメージが、版によってさらに明確に浮き彫りにされていくように感じられます。
今展覧会は、ポートフォリオにまとめられた5点のエリオグラヴュ-ルと、カラー写真数点で構成します。
Waterfolio
5枚のエリオグラビュール/特製函入り
版 I’Atelier Moret, Paris 摺 I’Atelier Hélio’g, Paris
パッケージデザイン Radmilla Dapic テキスト Lionelle Courbet
技法 Héliogravure
Ed. 20 (1/20 ~ 8/20はオリジナル写真入り) H.C. 5 E.A. 5
サイズ 50×65 cm 写真サイズ 24×30 cm 紙 BFK 250Kg