師井公二「いと儚(あさ)き流れ」

展示期間:  2017年9月29日~10月29日

師井公二はフランス在住の作家で、双ギャラリーでは初の個展となります。
1974年に渡仏、パリ国立美術大学で学びそのまま今日までパリ在住です。
多くの日本人が、ヨーロッパに憧れ日本には関心が薄いように見えますが、血の中にある日本というアイデンティティを次第に強く意識するようになり、儚さなどという移ろいゆくものに興味がいくのも自然のことと思われます。

師井も例にもれずタイトルにもありますように「いと儚き流れ」のように箔を使い静かな水の表のような絵画で表現します。
箔を貼った小さな立方体を無数に作り金色に色付けされた小石を使ってインスタレーションをしていきます。
その全体は日本人であって日本人ではない。そしてフランス人にもなりきれていない。そのなりきれないものが不思議な魅力になっていると思っています。

テキスト:石田英敬

MOROI Koji