一色ちか子展

展示期間: 2018年9月15日~10月14日

一色ちか子は日本画を絵画の出発点とし、現在は油彩を制作しています。日本画で培われた独自の美意識とテクニックが独特の世界観を構築しています。
ここ数年は花をモティーフにした作品を制作しておりましたが、今回の展覧会では野菜をテーマにした作品を発表いたします。
後述した彼女の文書にありますように、光を通してモティーフと対峙した時に見えてくる様々な姿が、彼女の作風を大きく変化させてきています。
光とともにある陰の姿も丹念に選び取り描いていく。作品に真摯に取り組む一色の姿勢が、進化した作品から感じとれるのではないでしょうか。


今回の展覧会では野菜をモティーフにしております。
身近な野菜が光を帯びることにより、新たな表情が生み出されてきます。


普段見慣れている野菜は、特別気には留めていない存在なのだが一旦光を浴びた時、光の当たる所では光の中に溶け込み、陰の所では静かに陰の中に溶け込む、そして、光と陰の間では溶け込めない姿を見せる。
そんな状況が変化する中で、突然に野菜の部分部分がそれぞれに自己主張をし、そして又互いに調和して強い存在感を持った姿を見せる。
それは社会現象との相似形の様にも感じられる。改めて今身近に在る物の現象を描きたいと思う。

一色 ちか子

ISSHIKI Chikako : Exhibition