1980年 福島県に生まれる。武蔵野美術大学造形研究科美術専攻油絵コース修了。
保坂は油絵科を出ているが、レリーフや半立体の作品を制作している。レリーフとか呼んではいるが、そのもつ構造は単純であるが単純ではないようである。細部にまで保坂の視線がいき届き、物言わぬ言葉は饒舌に見える。縞模様の柱状の作品は凛と立っていたり、傾けてあるのにも関わらず何か物言いたげである。会期中4回も並べ替えといった単純な行為にも関わらず、がらっと様子が変わっている。最後の行為の後、ギャラリーの内部に声がしていると錯覚を起こすほど変化していた。
2回目の展覧会「へだてとまやかし」は単純な構造体である。全く同じ形態ものが、壁に立方体として、また片方は描きで。描きといっても、テープで貼って作品にしていく。光と影、陰と陽、静と動、とも言えるが、揺るぎがなく壁に対峙している。また「余白の外側」は未完成のマスキングテープの作品を貼り、行為の中で完成させる。他2点は卒業以来初めてキャンバスの作品を作ったというが、一見すると単純であるが、やはり最初の柱状の作品同様、饒舌に見える。単純なカタチから観者に呼び起こさせる、、これが保坂の作品であろうか。
2019
「余白の外側」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「余白の外側」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
部屋 / 2017-2019年 / アクリル、寒冷紗、MDFボード / 20×45×5cm
保坂毅 HOSAKA Takeshi
行き止まり / 2017-2019年 / アクリル、寒冷紗、MDFボード / 20×45×5cm
保坂毅 HOSAKA Takeshi
ふらっとテーブル / 2019年 / 鉄 / 各:25×20×10cm
保坂毅 HOSAKA Takeshi
2018
つーとんとん ( ヒワ / くさいろ ) / 2017年 / アクリル、寒冷紗、MDF ボード / 45×22.5×5cm
保坂毅 HOSAKA Takeshi
つーとんとん ( はい / こはく ) / 2017年 / アクリル、寒冷紗、MDF ボード / 45×22.5×5cm
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「へだてとまやかし」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「へだてとまやかし」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
2016
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi
「rearrangement」展示風景
保坂毅 HOSAKA Takeshi