伊藤誠のマルティプル「10話」

 

今回の展覧会で、伊藤誠はマルティプルを発表しています。

CDケースほどの大きさのものが、リトグラフで制作されています。

この作品は伊藤誠曰く「絵巻物のようなもの」だそうです。

このマルティプルは絵本のような感じがします。

端を綴じられ、裏表に印刷されたこのストーリーは初めも終わりもなく、自由に観る事が出来るのです。

内側にはドローイングを元にしたものや言葉、その絵や言葉の外側には、それに対応するストーリーが反転した文字で書かれています。

透かして見れば、絵越しに文章を楽しむ事が出来るかもしれません。

またこれは彫刻作品としても自立しており、折り目の角度によって様々な表情が現れてきます。

伊藤誠の彫刻の持つ多彩さが、このマルティプルでは最大限に発揮されていると言えるのではないでしょうか。

 


伊藤誠マルティプル「10話」

2017年 リトグラフ(エディション・ワークス制作)

ed.50 A.P.5 E.C.5

価格 12.800円

 

 

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