近年、李禹煥は一年の2/3くらいはパリで制作を続けております。
今年のヴェネツィアビエンナーレ特別企画の大きな会場を使ってのイン スタレーションは、大きな反響を呼びながら11月まで開催されています。その多忙な時間の中でしたが、アトリエに通って制作された版画はカー ボランダムという技法だからこそ再現出来る、筆跡も鮮やかで重厚な作品に仕上がっ ています。
李禹煥は70年代、作家としてスタートした当初から、キャンバス と同じウエイトで様々な実験的な版画を制作して参りました。パリにあるl'Atlier Moretは多様な有名アーティストの版画を手掛ける工房で、大型な手漉きの紙を使って李はのび のびと制作しました。
今回の制作のプロセスを映像で残すことを作家から了承をとり、 20分あまりの映像の作品も作りました。今展覧会の会場では、李禹煥のパリのアトリエの雰囲気も織りまぜながらのレアなドキュメンタリー映像、そしてメインである李禹煥の 版画の世界をご覧頂ける展覧会になります。



Dialoge1〜6

技法:カーボランダム
紙:ハンドメイドシフォン紙
サイズ:120×100cm
エディション:10
年代:2007
制作:FMR Lmt;