会場風景
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3年もの時間をかけ、ネパールのマチェンドラという古くからある山車の祭りを写真に、映像にそして音にと、とり続けてきた多田の集大成ともいえる展覧会である。
20mにもなるという、巨樹とも見まがう巨大な山車、群がる群集。10年に一度の山から川を渡るという祭礼の写真には、水の中も橋にも遥かに見える建物も人、人、人で埋まっている。500万画素で捉えたプリントは最大の印画紙に引き延ばされ、それを更にキャンバスで加工した作品は、不思議なイメージを際立たせ、他民族でなるネパールの混沌とした空気を表出しているようにみえてくる。展覧会は、キャンバス加工の作品10点と映像作品3点でのインスタレーションになっている。
オープン時のサウンド・エンカウンターは、壁一杯に映像を写し、羊の生け贄の動きとのコラボレーションという鮮烈なものになった。240本もの細竹を巻き付けた多田の身体は見えなくなり、そこにはマチェンドラの巨樹が立ち上がっていた。
※2004年7月には175枚の写真と文章からなる本が青幻舎から刊行されました。

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