image 会場風景
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Photo by YAMAMOTO tadasu





2001年6月23日〜7月22日



多田正美は双ギャラリーの立ち上げから15年、一緒に育ってきたともいえる作家です。彼は音を基調にしながら映像、写真、ドローイング、オブジェと多義に渡った仕事をする日本では数少ない作家です。
新しいギャラリーのオープン展として作家と回を重ねたミーティングをした結果、住空間をも含めて全館を使ったインスタレーションになりました。
1Fのギャラリースペースは竹林に入り込み撮影した4枚組の写真と、ビデオによる動く映像、音によるインスタレーション。
※近年のライフワークでもあるデジタルカメラを動かしながら撮影される、静止した映像ともいえる写真作品。
※山を登り下る間の山中を即興的に撮影されるビデオ映像。
2F, 3Fの壁面は、長く続けている空の写真のエレクトリックドローイング。また床に、天井に、無数の竹を本物の竹林を想起されるともいえるインスタレーション。
 この竹のインスタレーションは1Fの映像化された竹林との関係が示される。
また林立した竹の中に埋め込まれたモニターが、彼のライブビデオを写し出し激しく繊細な竹の音が空間に響いてくる。
吹き抜けの天井から吊るされた長いロープは3Fの和室にも繋がり、和室にも太い孟宗竹が林立。etc....。
ギャラリーの屋外は、石やよしずで室内への導入がはかられて1ヶ月間、無機質なコンクリートの空間は様々な形を用いながら自然との呼応を問いかける、多田正美の世界に変貌しました。


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2001年6月23日/7月7日
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サウンド・エンカウンターとは多田正美の音によるライブである。
1970年初頭から竹、石、枯れ茎、木 、電子音、etc. を使い即興演奏を始めた。80年代からは次第に身体性の強い行為に移ってくるが、それに伴い写真、ビデオ映像もインスタレーションの一部になる。
90年代半ばからは激しく動く身体の一部にビデオカメラを取り付け、音と同時に映像も写し出していくという多田の独自のスタイルが生み出されていく。観ている人は激しく動く身体、強烈なまた静謐な音、身体が作る映像と、まさに五感をふるに刺激する多田の音を体感する。そんな多田の行為にたいするネーミングとして
1994年ころより、サウンド・エンカウンターと、呼称するようになる。

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