ISSHIKI chikako
一色 ちか子

     

1945年東京都に生まれる。1969年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を終了。現在は油彩と言う技法を通して、独自の世界観を表現するアーティストである。
ここ数年間は、花の絵画を中心に発表している。一度写真に撮影したものを精密にキャンバスの上に表現する。そして花にぎりぎりまで接近し、花の雄蕊や雌蕊を緻密に描写することは、花の持つ可憐なイメージよりもなお、花の持つエネルギー、また内面性を表現して来たとも思われる。彼女が日本画を学んで来たなかで培われて来た感性が、異なった油彩という技法の中で昇華しているのだろう。単に花という素材が絵画的で美しいということだけではなく、花の生命に内包される深い世界を思わずにはいられない。

2012